2010年10月19日火曜日

[ゲーム]剣と魔法と学園モノ。3 中間報告

現在Lv30ちょい。
サブ学科も取得して、学園固有学科も解除して、たぶんゲームとしては中盤あたりだと思います。

ここまでプレイしての感想をとりあえずまとめとく。
ちなみに、今までプレイしてきた「とともの。」シリーズで一番プレイし続けていると思う。


戦闘のテンポが悪いのは気にならなくなる、わけでもない。やっぱりテンポが悪い。
戦闘ログ1行ごとに1回ボタン入力を要求するので、範囲攻撃をしてくる雑魚が15匹とか出てくると、メンバー6人×15=90回も1ターンでボタンを押させることになる。
まあこれについては○ボタンを押しっぱなしにするとログ送りができるので良いのですが、敵の攻撃アニメーションや、味方の攻撃エフェクトはキャンセルされない。
敵の攻撃アニメーションをキャンセルするには×ボタンを押すしかないので、○ボタンを押しっぱなしで×ボタンを連打という変則スタイルでプレイすることに。
さらに戦士のスキルを生かすためにR1ボタンを連打して、さらにオート攻撃を行うためにLスティックを下に入れっぱなしという、もはや何のゲームかわからない持ち方で雑魚戦闘をこなすことになろうとは、ゲーム開始前には思ってもいませんでした。
エルミナージュ2なら手放しができることを、なんでここまでせにゃならんのだ。

また、味方に毒などの効果が付与されてしまった場合、1ターンごとに毒マークが1秒以上でてこれまたキャンセル不可というイライラっぷり。

その戦闘を、エンカウント率が非常に高ダンジョンでこなすとまあダンジョン探索は遅々として進まない。時間の無い人は攻略サイト見て最短ルート調べてプレイした方が良いです。

クエストは明らかにバランスが破綻しており、難易度を示す☆の数が意味をなしていない。
数も少なく、クエストをこなすことで自然とレベルアップするというような親切なシステムとはほど遠い内容になっている。なにせ最初からレベルアップを要求されるバランスで、中盤に入るまでは9割がレベル上げといっても良い。

敵から不意打ち+バックアタックをくらった場合、前衛後衛が入れ替わる。
敵は毎ターンリスクなしで前衛後衛を入れ替えてくるが、こちらは入れ替えるのに1ターンかかる。まあこのこと自体は対して問題ではないのだけども、入れ替えを行わなかった場合、戦闘終了してもそのままというすばらしい仕様。

敵のデザインは相変わらずふざけているのか素なのか判断に苦しむセンス。

今作ではロストが無くなったので緊張感は低下。

ダンジョンを歩く際は一歩一歩止まるタイプで、これ自体はすぐに慣れるのだが、実は多くのダンジョンで処理が遅い。処理の軽いダンジョンでは歩く速度が早い。
ダンジョン構成は20x20のマス目式だが、いい加減脱却しても良いんじゃないだろうか。そもそもWizでも5でとっくに脱却しているわけだしそれが20年も前のことなのに。
とりあえず最初の砂漠でエリア境界線を示すマークが前方にずらっと並んでいる様を見せられるとシュールすぎる。


錬金術によって最初からアイテムを合成できるが、割と強めの武器を序盤から作れてしまうためバランスを崩すことになりかねない。

アイテムの種類が無駄に多い。同じ効果を持つアイテムが複数あり、無駄にリストが長くなる。
アイテムを使用する際に、メニューカーソル位置を覚えて居ないので連続して同じアイテムを使う際に面倒。

確認ダイアログが無駄に多い。
アイテムを売る際にも一々確認ダイアログが出るため、一つ売るのに、アイテム選択、「売る」を選択、「はい」を選択と、3ステップを踏む必要がある。かなり面倒。
こういう確認ダイアログは取り返しの付かない選択にのみ表示すべきだと思う。

中盤のクエストをクリアするとサブ学科をつけられるが、サブ学科をつけると下がる能力もある。たとえば戦士タイプ+戦士タイプと組み合わせると力は強くなるがMPや知恵が低下する。
学科スキルや連携スキルもMPを使うため、MPの少ない戦士系の組み合わせは実用的にならなくなってしまう。

連携スキルのカットインは全身カットインと、フェイスカットインの2種類だが、どちらも演出的にはいまいち。
全身カットインはキャラの立ち絵がでてくるだけで新鮮みなし。フェイスカットインは小さく高速でスクロールするので絵をそもそも認識できない。
2Gのカットインをなぜ廃止したのか謎。




とまあ、色々書いたけども、このシリーズの中では一番ましだと思います。

でも、もうちょっとなんとかならんもんだろうか。
なぜこうなってんだと思わせる欠点ばかりなんだよね。

2010年10月10日日曜日

[ゲーム]剣と魔法と学園モノ。3



このシリーズも3作目に入って少しはまともになったかというと、結論から言えば、確かに少しはまともになってます。

でも相変わらずな部分が多く、正直アクワイアにこれ以上の改善は見込めないんじゃないでしょうか。


キャラ設定の幅が増えたのは○。どうせ止め絵なんだからもっと多くても良いとも思うけど、今までの少なさを考えればすごい進化です。
ダンジョンの描画は2Gと比較してかなり向上しています。

とりあえず良い点は以上。他にももしかしたらあるかもしてないけど思い浮かばない。

妙な職業(学科)が増えているのは賛否あるかもしれませんが、こういうゲームなのでとりあえず置いておきます。


で、相変わらずダメダメな所ですが、

戦闘時、自キャラの攻撃エフェクトが飛ばせない。一秒以上かかる平凡なエフェクトを毎回見せられるのはかなり苦痛。
そして戦闘時のメッセージを自動送りする機能がない。おかげで1ターンに数十回○ボタンを押すが当たり前なゲームになってます。
そういうテンポの悪い戦闘なので自然と戦闘時はボタン連打が基本にになるわけですが、実は戦士のスキルに攻撃ヒット時に追加でダメージとか余分なスキルがあったりします。連打で発動するなら別に良いんですけどね。

とりあえず、アクワイアのスタッフはこのゲーム作ってて(って制作はzerodivか)、クリアするまでに何万回何十万回、下手すりゃ何百万回も一つのボタンを連打することになるゲームだということに思い至らなかったんでしょうかね。
追記:上記ですが、マニュアルには書いてないようですが○ボタンを押しっぱなしにすると、メッセージ送りになります。なので大分マシになってますね。でも連打した方が早いので結局連打するという...。

まあ思い至るようなら、とっくの昔にもっとまともなダンジョンRPGになっていたんでしょうが...。

[ゲーム]デッドライジング2




前作がXbox360専売だったためか、マルチタイトルとなった本作でも、360版のみの特典が色々あるようですが、まあそれはとりあえず置いといてPS3版を購入。

以下ネタバレあり。


本編をクリアしてOvertimeモードも終了。
ゲームとしては楽しいし、前作と違って日本版でも部位欠損表現があったりで、色々がんばっているのですが、前作を初めてプレイしたときの衝撃はさすがに感じない。
まあ仕方ないっちゃあないんですが、ただ、なんかもうちょっとなんとかならんかったんでしょうか。
ステージが似たエリアが複数あって個人的にはメリハリがあまり感じられないし、暗所として有効活用できるはずの地下が、妙に明るくだだっ広くて恐怖を感じようもない場所になってたりと、なんで要所を押さえないかねと制作者に言いたい。
前作はゾンビだらけの地下道をショートカットに利用したりステージ攻略にも幅があったと思うのですが、本作ではそれもほとんどなし。

登場人物としては、今回、主人公が無実の罪を背負わされている状態で、サイコもそれを怨んで襲ってきたりして、うーんなんか違うんだよと、まあ言ったところで所詮は個人の感想でしかないわけですが、とりあえず虎が居たり、サイコをサバイバーにできたりと、少し変化があったのは評価できると思います。

あとはシステム的なところで、ロードがとにかく長い。意味がわからないぐらい長い。強制インストールで2GB以上使っているにも関わらず、とにかくエリアチェンジのロードが長いのは何なのよ。
ロード時の処理の最適化とか、先読みさせるとか、データの共有化とかした上でこの長さなんだろうか。
ダメすぎる。

今回の新システムであるコンボ武器に関しては、種類も多いしお馬鹿武器から使える武器までそろっているのは楽しいけども、最初から作れる釘バットが強力すぎるのは逆にマイナスなんじゃないかとちょっと思った。
釘バットの強攻撃のモーションが人間相手に発動しないけどダメージはそのままだったりして、ラスボス以外にはむっちゃ強力だったりしたおかげで一番使った武器でもあったんだけど、便利すぎるのは考え物です。

ストーリーに関して言うと、まあこういうゲームでストーリーなんて別に良いだろという意見もあるかもしれませんが、前作は人間(国家)の貪欲さによって犠牲になったものの復讐という重いテーマがあったわけですが、本作は企業の金儲けとそれに乗じたギャングに仕業というもの。
どちらがどうというのは個人的な好みがあるのでしょうが、前作の方が暗く重い内容だったと思うのですよ。


と、ちょい厳しめに色々書いたけど、それなりには面白いゲームだとは思います。
レベルが低いうちは動きも遅くてイライラするけど、そういうゲームだと思うしかないあたり、初見の人には勧めにくいゲームであるんだけどもね。


ああ、あと書き忘れたんで追記するけども本編最後のボスにもっとも有効な攻撃方法がドロップキックというの事には、制作者は疑問を持たなかったんだろうかねえ。(他にもあるかもしれんけど)
なんでも強くすれば言いとうものでも無いと思うんだよ。ホント。