2010年4月30日金曜日

[ゲーム]HEAVY RAIN -心の軋むとき-





連続殺人事件を追う4人の主人公達の視点からなるアドベンチャーゲーム。

発売されて大分経ちますが、しばらく間をあけてプレイ再開したので簡単に感想をば。


まずプレイし始めてしばらくしてから強く感じたのは、このゲームの骨子が、昔懐かしいゲームブックに非常に近いということ。
まあ、もちろん、完全に一致すると主張するわけではありません。
でも、たとえばゲームシステム側で管理されたストーリー、タイムラインに沿いつつ、ユーザーにある程度の行動の自由度を与え、且つ要所でQTEによるゲーム性を導入している点です。
こう書くと、これに沿っているゲームというのは今までにも有りそうですが、実際の所、自由度が高すぎるが故にストーリーに余分なサブシナリオが大量に肉付けされていたり、あるいはゲーム性が弱く、単に選択肢を埋めていくアドベンチャーゲームになっているケースが多いのではないでしょうか?

まあそう感じたことについては、単なるオールドゲーマーであるおっさんの戯れ言と思ってスルーしていただいて結構。


そういう視点を除いてゲームをプレイしてみた感想としても、このゲームは非常に面白いのです。

プレイし始めて、朝目覚めた主人公を操作して、窓を開け、ベランダに出て外を眺め、シャワーを浴びひげを剃りといった一連の行動を、単純にボタンを押すのではなく、それぞれ独立したプレイヤーの操作によって実際に行動を起こさせるシステムをいきなり体験させられた時は、正直、なんちゅうゲームだwと思ったりしたわけですが、
でも一方で、子供とのチャンバラごっこで適当に手加減してわざとQTE入力に失敗して負けたり、奥さんといちゃいちゃしたりといった日常生活の演出や、主人公の多くの思考から行動を選択させたり、連続して入力を要求され、失敗しても流れるように状況が続くQTEや、追い詰められても視点を巡らすことで新たな選択が生まれたりと、プレイヤーの臨場感をあおるシステムが非常に良いです。



ストーリーは暗く、キャラクタはリアル造形。決して日本人のライトゲーマー向けというわけでは無いけども、大人のゲーマーにはぜひプレイしてほしい。

そして微妙に多いバグにはあえて目をつむってプレイして欲しい(笑

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